着工前はサブダイニング的な現在利用されていない空間でした。
先ずは床や天井、壁の解体から始めて、以前がダイニングという事も有り水道・電気・ガス配管の移設、不要配管の撤去をしました。
床は新たに鋼製束にて頑丈に組み直し、断熱材を敷き詰め、根太レス合板にて下地を完成させました。
壁も新たに作り直して取り除きたかったのですが、裏側が真壁の左官塗りという事も有り、茶室側は胴縁にてかべを起こして慎重に工事。
外部に面する壁もしっかりと断熱材を入れ、本格的に木工事に入る準備が整いました。
床柱と床框を完成するまで、2日掛かりましたが大工が綺麗に納めてくれました。
天井材も現場での作業ながら加工が盛りだくさんに有り、工場で加工すれば良かったかなと反省しつつ段取りよく何とか納まりました。
天井が完成し、壁下地ボード張りや額縁等の造作をし、いよいよ壁仕上げの左官工事にバトンタッチ出来ました。
左官工事の様子
左官、聚楽仕上げの様子
腰紙貼りの様子
亭主側は白い色の西の内紙1段、お客側は青い色の湊紙2段
廊下側の補修や躙り口の開口部廻りの補修が完了しいよいよ建具を取付、畳敷き、数寄屋金物を取り付けて完成です。
完成
今回工事はここまでで、外構はお施主様のいつもの植木屋さんにバトンタッチさせて頂きました。
ありがとうございました。